京都市内の地下鉄駅構内で今月5日、女子高校生の体を触ったとして京都府迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕された同志社大学2年の男(20)=同条例違反罪で起訴=が、この約1カ月前にも電車内で女性の体を触ったとして取り押さえられながら、伏見署が任意捜査にとどめてその日のうちに帰宅させ、起訴の1日前になって書類送検していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。男は昨年10月にも電車内で痴漢行為をしたとして大阪府警に逮捕されていたが、伏見署は「逃亡などの意志はなく、捜査に問題はなかった」としている。 男は5日朝、同市上京区の市営地下鉄今出川駅で、改札口を出た高校1年の女子生徒(15)の胸をすれ違いざまに触ったとして、駆けつけた上京署員に現行犯逮捕された。 上京署によると、男は「以前からずっとやっていた。おとなしそうな女性を狙った」として約20件の痴漢行為を自供。さらに「電車内では逃げ場がなくて捕