ビジネスの世界で「見える化」という言葉を頻繁に耳にするようになった。一方、ソフトウェア開発の世界では、昔からプログラミングの前にビジュアルなスケッチを作ることが強く推奨されてきた。この交点にある「ビジネスモデリング」に関する基本的な考え方と具体的な取り組み方を、7回にわたって解説していく。 「見える化」が求められています。従来、システム開発の分野では事業や業務(そしてその写像としてのシステム)を記述するためにビジネスモデリングを行ってきました。近年、ビジネスの領域でもビジネスモデリングの考え方を取り入れた経営手法などが提唱されています。 私たちはビジネスとITシステムの2つの領域をブリッジする「(4+1)×1ビュー」という技法を推進しています。これはビジネスに必要なシステムを見つけだし、ビジネスをより活性化させるという観点から、ビジネスを見える化するというものです。 本連載は、この考え方を