がれき処理一括発注 全国の業者、虎視眈々 釜石市 仮置き場に搬入されたがれき。来月始まる釜石市の事業に全国の業者が注目している=16日、釜石市片岸町 がれき撤去から最終処分まで同一業者に一括発注する岩手県釜石市の事業に、全国の業者が熱い視線を注いでいる。国が事業費を全額負担する、被災自治体では初の取り組み。8月に始まる予定で、市は岩手県内で最も遅れているがれき処理を加速させる方針。これまで撤去を全て引き受けてきた地元業者から「仕事が減る」との声が漏れるものの、被災者は「どこでもいいから早くがれきを無くして」と訴えている。 釜石市が12日、業者向けに市内で開いた事業説明会には、全国から予想を大きく上回る144社が出席した。中には九州や関西の業者も。事業への質問が相次ぎ、質疑応答が途中で打ち切られるほど熱を帯びた。 出席した東京の産廃処理業者は「被災自治体のホームページで、公募がないか毎日