ソフトウェアばかりかビジネスモデルまでをも特許の対象とする考えは、議会が生み出したのではない。特許権を拡張する判決を下してこれを可能にした、法廷が生み出したのである。 今日ではそうした行動派の判事たちが力を盛り返し、Electronic Frontier Foundation(EFF)と対峙している。彼らが新たに用いるようになった判断基準を、「suggestion test(提唱テスト、連想テスト、示唆テストなどと訳されることがある)」という。これは、だれかがある明らかなアイディアについて言及していたことを証明できなければ、それは明らかなアイディアではないという考え方を指す。 米国連邦巡回控訴裁判所はsuggestion testを利用してきたが、じきに最高裁判所で開かれる裁判では、このテストがテストされることになる。EFFは、KSR International対Teleflexの裁判に関