いっこうに解決の兆しが見えず、増え続ける迷惑メール“スパム”。取り締まりも、なかなか効果をあげないようだが、今月に入って「スパム王」の異名を持つ男が、ついに有罪となった。これまで何度も罪に問われながら、法の網をかいくぐり、堂々とスパムを送り続けた男。Robert Alan Soloway氏だ。 詐欺、電子メール詐欺、脱税の3つの罪で起訴されていたSoloway氏は3月14日、シアトルの連邦地裁で、司法取引に応じ、罪を認めた。最長で26年の禁固刑、最大で6万2500ドルの罰金を科される可能性があるという。 このSoloway氏の有罪確定は司法関係者に、いささか驚きをもって受け止められたようだ。ニュースを報じたChannelWebは「Soloway氏が罪を認めたことは喜ばしいことであり、驚きでもある」というワシントン州の判事補佐のコメントを紹介している。 というのも、Soloway氏はこれまで