逆境でも不屈の闘志で復活の技術を生み出す「敗れざる者たち」として、まずは今年夏、国内外で注目された小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトに貢献したIHIグループのIHIエアロスペースの技術者を紹介したい。 はやぶさは、地球から3億キロも離れた小惑星イトカワから、満身創痍になりながら、戻ってきた。このプロジェクトの総責任者だった宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎教授らの執念と知恵で、日本に感動を与える奇跡を演じてみせた。そこでは、IHIエアロスペースの技術者たちの活躍も大きい。 まずは、はやぶさのカプセルの耐熱素材などを担当したIHIエアロスペースの宇宙機システム室の森田真弥部長に聞いた。森田氏ははやぶさのカプセルが豪州南部の砂漠に落ちた時に、自らその回収を担当している。 (聞き手は佐藤紀泰=日経ビジネス編集委員) 森田 ええ、私がカプセルの外側の耐熱部分(ヒートシールド)の開発を担
Image credit: Copenhagen Suborbitals Image credit: Copenhagen Suborbitals デンマークの民間宇宙団体「コペンハーゲン・サブオービタルズ」は8月27日、同社が開発したサブオービタル用ロケット「HEAT-1X」による最初の打ち上げ試験を9月2日に実施すると発表した。 発表によると、ペイロードには小型有人宇宙船「ティコ・ブラーエ」が搭載されており、「ティコ・ブラーエ」には宇宙飛行士の人形が乗せられている。打ち上げ試験が順調に行けば、「HEAT-1X」は上空30kmまで飛行できるという。 「HEAT-1X」は既に潜水艦打ち上げプラットフォームに搭載され、8月31日にボーンホルム島に移動し、9月2日に打ち上げられる予定となっている。なお、打ち上げ可能期間は9月17日まで設定されている。 コペンハーゲン・サブオービタルズはデンマー
人形を載せた宇宙船。先端は透明なカバーで360度見渡せる=トーマス・ピーダースン氏撮影発射台にたてられた宇宙船「ティコ・ブラーエ」=トーマス・ピーダースン氏撮影 ミサイルのような1人乗り有人ロケットの試作機が、9月2日にもデンマーク沖のバルト海で打ち上げられる。今回は人形を載せた高度30キロのテスト飛行だが、高度100キロを超える飛行能力を持つ。数回のテストを重ね、安全性が確認できれば有人で打ち上げる。成功すれば、宇宙に独自に人を送った国として、旧ソ連や米国、中国に続き、デンマークが4カ国目になる。 米航空宇宙局(NASA)の元技術者らの民間団体が開発した。小型ロケット「HEAT―1X」で、宇宙船「ティコ・ブラーエ」を打ち上げる。船名は16〜17世紀の同国の天文学者からとった。 全長は約10メートル、直径約60センチ。飛行士は先端の透明なカバーに顔をのぞかせるようにして立って乗る。個
前の記事 中国で、9日間以上続く大渋滞 iPadを持って海外旅行:便利な技のいろいろ 次の記事 デンマークで「募金で作った有人宇宙船」打ち上げ 2010年8月25日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Duncan Geere Image: Frumpykvetchbot デンマーク人のボランティア・チームが、「人間を宇宙に運べるロケット」を1週間以内に打ち上げる予定だ。民間からの寄付金と資金援助ですべての資金が賄われたこのプロジェクトを主導するのは、Kristian von Bengtson氏とPeter Madsen氏だ。 ロケットは『HEAT1X-TYCHO BRAHE』と命名されている。[ティコ・ブラーエは16世紀後半のデンマークの天文学者。厖大な天体観測記録を残し、ケプラーの法則が発見される基礎を作った] 最初の試験機は
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
【ワシントン=山田哲朗】月がわずかながら縮んでいることを示す痕跡を、米スミソニアン航空宇宙博物館(ワシントン)の天文学者らが発見し、米科学誌サイエンスで発表した。 研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の月観測衛星「ルナー・リコネサンス・オービター」が撮影した高解像度の写真を分析、14の断崖(だんがい)が月の表面に散在しているのを確認した。 月の地殻が冷えて月面が収縮した結果、断崖ができたらしい。月の半径は約100メートル縮んだと推定される。 断崖は1970年代のアポロ計画の探査で最初に見つかった。今回、月全体に分布していることがわかり、月が収縮している有力な証拠となった。 月は約45億年前に誕生した。同博物館のトーマス・ワターズ博士は「今から10億年以内にできた断崖で、地質学的には比較的新しい。月は現在も縮んでいるかもしれない」としている。
宇宙から見た壮大な地球の現象10 壮観な景色は人を大いに魅了します。テクノロジーの進化により、大自然の美しい瞬間を画像として見ることができるようになってきました。 感動できる数多くの写真の中でも、地球の外から撮影された写真は、テクノロジーのすばらしさと自然の偉大さを一度に見ることができ、言葉で表現しつくせないような気がします。 そんな地球の現象を壮大に写し出した10の画像を紹介します。 1. スリランカ海岸の津波(2004年12月26日) ※画像をクリックして拡大 上記の写真はスリランカの南西海岸で、例のスマトラ島沖地震による津波が押し寄せる5分前に、海水が400mほど急激に引っ張られたところです。 ※画像をクリックして拡大 上記は大きな津波が打ち寄せた直後で、さらに渦を巻いた次の波が打ち寄せ続けているところです。 2. 中国の新疆の扇状地(2002年5月2日) ※画像をクリックして拡大
世界中の大気や海を球状にして地球と比べるとこんな感じ 地表面の70%を占める海。全体を覆いつくす大気。 もし地球上すべての空気や水をそれぞれ抽出し、ひとつのボール状にした場合、地球と比べてどれくらいの大きさになるのか? 普段考えもしないことですか、そう言われてみると気になっちゃいますね。 わかりやすく球状で比較した画像がありましたので紹介します。 左:すべての大気(5140兆トン)を集めて球状にしたもの。 右:すべての水(14億0870万立方キロメートル)を集めて球状にしたもの。『海水、氷、湖、河川、地下水、雲、その他を含む』 All the Air and Water in the World より イメージしてたより大きいと思うか、小さいと思うかは人それぞれだと思いますが、この水玉を引き伸ばすと地表の7割が埋まる気はしないなー。 (お徳用ボックス) コントレックス 1.5L×12本 #
小川一水さんの『天冥の標III』では、IIから再び時代が流れて24世紀の太陽系が舞台となっている。 さまざまな謎がしだいに明らかになっていくのだが、今回はそのへんのネタバレはおいておいて、宇宙戦闘について語っていきたい。 リアルさを演出に取り込んだ宇宙戦闘といえば、日本では谷甲州さんの『航空宇宙軍史』シリーズがまずあげられる。合わせて林譲治さん(『機動戦士ガンダム MS IGLOO』など)や、笹本祐一さん(『ミニスカ宇宙海賊』など)、佐藤大輔さん(『地球連邦の興亡』など)らの作品も、おすすめしたい。 リアルっぽい宇宙戦闘の最大の特徴であり、困難な点は、相対距離と相対速度、そして、その結果から導かれる戦闘の流れである。 宇宙空間では互いの距離が数千キロメートルとか、数万キロメートルという、地上ではまず考えられない距離になるため、どうやってまず、戦闘距離まで近づくかが問題になる。 続いて
深層崩壊も怖いけど...NASAが記録的な上層大気の崩壊を発表2010.07.21 17:00 satomi 不吉なニュース...。 NASAが上層大気の熱圏崩壊を15日発表しました。「少なくとも過去43年間で最大の熱圏収縮」だと、発見報告書をまとめた主筆の米海軍研究所(NRL)ジョン・エマート(John Emmert)氏は話しています。 熱圏の収縮は今に始まったことではなく、太陽の動きが活発でない時期は大気も冷え込んで縮むものなので、2008年から2009年の太陽活動極小期にこのような現象が起こっていたこと自体は驚きでもなんでもないんですが、問題はその半端ない規模。な~んか「太陽の活動が活発でない」ということで説明のつく範囲を余裕で2~3倍超えちゃってるんだそうですよ? 「我々に理解できない何かが起こっている」(ジョン・エマート氏) ひとつ原因として考えられるのはCO2排出で大気圏は温ま
宇宙で起きる最も激しい爆発現象で、謎の多い「ガンマ線バースト」が、質量の「軽い銀河」で起こるという定説と異なり、「重い銀河」で発生したことを京都大、国立天文台などが突き止めた。 地球のある天の川も重い銀河で、バーストが起こりうることを示す成果だ。 ガンマ線バーストは、数秒から数十秒の間にガンマ線が突発的に激しく放射される現象で、起源には未解明の謎が多い。 研究チームは、すばる望遠鏡(米ハワイ)を使って2008年3月、約100億光年先にあるバーストを近赤外線で観測。一帯の銀河を調べると、これまでバーストが観測された銀河より約100倍重いとわかった。 バーストの発生は、暗く軽い星が、最期を迎えて大爆発するのに伴って起きるという理論が提唱されていた。今回の観測成果はそうした考えでは説明できず、研究チームは「互いに回り合う『連星』の衝突など、新しい発生メカニズムも考えられる」としている。 最近では
自宅に隕石が6回落ちた男「間違いなく異星人に狙われてる」「俺を的にしてゲームをしてるんだ」 1 名前: 音楽家(アラバマ州):2010/07/20(火) 20:12:24.69 ID:LxOc7etJ ?PLT 自宅に隕石が5回落ちた男の家に、6回目の隕石落ちる ここ2、3年で自宅に何個もの隕石が落ち、自分はエイリアンから狙われていると称する男性の家に6個目の隕石が落ちた。 Radivoje Lajicさん(50)が国際的に注目されだしたのは2008年、5回目の隕石がGornji Lajic村にある家の屋根を突き破ったときだ。そして前月、2007年以来6度目の隕石の衝突に見舞われた。 ベオグラード大学の専門家は、落ちてきた石は全て隕石だと確認した。そしてなぜ彼の家に隕石が集中するのか解明に取り組もうとしている。隕石の落下は晴天の時には起きず、決まって豪雨のときにおきるとLajicさんはいう
キミに再度会うことが出来る人類はいるのだろうか? 2005年1月14日に実行。 土星の大気のある衛星、タイタン降下ミッションの降下プロープ映像です。出来るだけ高画質にしてみました。 映像の正式名称は『the view from Huygens on January 14, 2005』 http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/multimedia/pia08118.html BGMは『惑星』の土星 ホルスト BBC交響楽団,1945より。 ホイヘンスもう一つの動画は>sm1889244 アンビBGMで格好いい版は>sm1749013 他作品は>/mylist/3437488 カッシーニの観測は2008年まで続きますが、タイタンには分かった事と、それ以上に新たな謎が増えて、今後も注目の衛星です。 4/30追記 すっかり遅れましたが、カッシーニミッシ
キミに再度会うことが出来る人類はいるのだろうか? 2005年1月14日に実行。 土星の大気のある衛星、タイタン降下ミッションの降下プロープ映像です。映像の正式名称は『Titan Descent Data Movie with Bells and Whistles 』 http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/multimedia/pia08117.html より。 風切り音はホイヘンスについていたマイクの音を加工しているらしいです。 また、いつかあえると良いですね。 ホイヘンスもう一つの動画は>sm2065144 高画質のものに差し替えてみました。 他作品は>/mylist/3437488
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