中国は自国の海洋権益を広げるために、漁船を先駆けとして活用していることで知られています。先の尖閣沖事件、その3ヶ月前におこったインドネシアにおいてもそうでした。もと外交官の茂田氏はこう分析されています。 中国のこういう場合のやり方には一つのパターンがあり、漁船を送り込む、その後、武装した監視船や海軍艦船を送り込むというものである。 尖閣諸島問題 - 国際情報センター - Yahoo!ブログ 漁船は民間人が動かしているとはいえ、時として中国政府の指示で動員され、手ごまとして使われているようです。ですが、中国が利用する民間船は、漁船だけではありません。もし中国がどこかの国と戦争になった場合、中国籍の貨物船、貨客船など多くの民間船舶が徴用されることが決まっています。台湾などへ中国が軍隊を送り、上陸作戦を行う際に、これらの船舶が兵士や物資を搭載して使われるのです。 今回は民間船を動員した中国軍の上