日本マイクロソフトは9月15日、AIの研究開発に関する記者説明会を開催。同社 執行役員 最高技術責任者(CTO) 榊原彰氏が、Microsoft Researchの研究開発体制やマイクロソフトが参加するAI関連プロジェクト、提供中のAI関連サービス、開発中のAIチップについて解説した。 マイクロソフトのR&D組織であるMicrosoft Researchは1991年に設立され、現在は世界10拠点にラボがある。本拠地はレドモンドの米マイクロソフト本社敷地内にある「Building 99」だ。同社のR&D費用は日本円換算で約1兆円強。この巨額の研究開発予算と、自社クラウドデータセンターの豊富なコンピューターリソースをもってAIの開発を進めている。 Microsoft Researchが開発するAIの画像認識技術と音声認識技術は、すでに人間の認知能力以上の精度を達成した。画像認識においては、20