狙撃事件が発生したフランス南東部バルス(Varces)の刑務所(2008年9月28日撮影)。(c)AFP/JEAN-PIERRE CLATOT 【9月29日 AFP】(写真追加)フランス南東部バルス・グルノーブル(Varces-Grenoble)の刑務所で28日、受刑者が刑務所を見下ろす丘の上から狙撃され、殺害される事件が発生した。殺害された受刑者は犯罪組織に関与しており、殺人事件で取調べを受ける直前だった。 ラシダ・ダチ(Rachida Dati)法相は同日夜、狙撃犯とみられる男(58)を事件直後に逮捕したと発表。男の名前は公表しなかったが、多数の前科があり、拘束中だと述べた。男は事件への関与を否認しているが、「偽造ナンバーの付いたバイクに乗ろうとしていたところを逮捕されており、所持していた照準装置の付いたライフルはまだ温かかった」と説明している。 狙撃犯は、刑務所内の運動場に向けて銃弾