イギリス議会下院ではEU=ヨーロッパ連合からの離脱期限を来月末から来年1月末まで延期するよう求める法案が可決されました。これに対し、ジョンソン首相は来月、総選挙を実施する動議を議会下院に提出していましたが、必要な支持を得られず否決されていて相次ぐ敗北で厳しい立場に追い込まれています。 これに対し、ジョンソン首相は離脱の延期は受け入れられないとして法案を強く批判し、残された選択肢は国民に信を問うことだと強調しましたが、提出していた来月15日に総選挙を実施する動議は可決に必要な議会下院の3分の2以上となる支持を得られず否決されました。 ジョンソン首相にとっては前日に続く、相次ぐ敗北となり厳しい立場に追い込まれています。 最大野党、労働党のコービン党首は、総選挙の求めに離脱の延期を求める法案の成立が先だとして現時点では受け入れない方針を明確にしています。 離脱の延期を求める法案は早ければ5日にも