Denis Moskvinov/iStock/Thinkstock バリ島のイメージといえば「神々の棲む島」。島民の9割以上がバリ・ヒンドゥー教を信仰し、厚い信仰心によって日常の祭事が執り行われています。 とりわけ盛大なのが「ガベン」と呼ばれるお葬式です。ガベンは現世の肉体を自然に戻し、魂を神のもとに送るための人生最大の儀式。そのためか、悲しい儀式というよりは、新たな世界に送り出すための華やかな祭礼といった印象です。 まるでカーニバルのような、バリ島のお葬式について紹介します。 画像をもっと見る ■お葬式代が数千万円!? バリ島の中央に位置するウブドは、今もバリの伝統文化が色濃く残る地域。 中でもウブド王家は現在でも大きな権威をもち、人々の尊敬を集めています。それだけに王家のお葬式ともなれば、その規模と豪華さはケタ外れです。日本のように、セレモニーホールで葬儀屋さんに任せておけばOKという