「第1回:最新SNS事情」では、現在のSNSを取り巻く状況を解説した。今回は、その中から月間ダウンロード数が1万件以上にのぼるオープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」について解説していく。 2005年夏頃、手嶋屋(当時は有限会社)がmixiをリスペクトして、自らSNSエンジンを開発したのがOpenPNEのはじまりである。手嶋屋は、このOpenPNEを利用したSNS構築とコミュニティの運用をサポートする会社だ。 企業のソフトウェア開発は、ソースコードなどのファイルを開示せずに行うクローズドな手法を取ることが一般的だ。しかし、手嶋屋はOpenPNEのソースコードを公開した。なぜオープンソースにしたのだろうか。 手嶋屋 代表取締役 手嶋 守氏は、同社のWebサイトの中で「手嶋屋が、自社のリソースをできるだけ公開するようにしているのも、より多くの優秀な人たちと一緒に開発がしたいと考えている