印刷 デフコンのハッキング競技に臨む寺島崇幸さん(右から2人目)らのチーム=米ラスベガス、藤写す 米ラスベガスで7日まで開かれた世界最大のハッカーの祭典「デフコン」の一環として、ネット上の攻撃や防御の技術の優劣を争う競技で、日本チームが初めて予選を突破し本選に出場した。上位入賞こそ逃したが、増大傾向にあるハッカー攻撃に対抗しうる人材が日本にも育ちつつある。 予選突破したのは、都内のセキュリティーエンジニア、寺島崇幸さん(38)が率いる、「sutegoma2」。女性2人を含む20代〜30代後半の技術者や学生ら、約20人のチームだ。 競技は「キャプチャー・ザ・フラッグ(旗取りゲーム)」と呼ばれ、自分のサーバーを守りつつ相手のサーバーを攻撃、その得点を競う。ハッキング競技の世界最高峰と言われる。