◆GPSロガーとPDAの登場 日本でもすっかりお馴染みの存在になったメモリー搭載型のポータブルナビ(PND:Portable Navigation Device)。GARMINやTomTomなど欧米系メーカーのPNDと、国内の家電系メーカーのPNDとではその源流は異なっている。 日本では、ポータブルカーナビというと車載を前提としたCD-ROM/DVD-ROM搭載機が長らく主流だったが、2006年末の三洋電機『ミニゴリラ』発表を皮切りに、ソニーやパナソニックなど国内家電メーカーがバッテリー内蔵の「メモリーナビ」を相次いで登場させた。現在では、ジャイロや加速度センサーを搭載し4.8インチ以上の(PNDとしては)大画面の液晶を採用して、高機能・高付加価値追求型の商品展開を図っている。 一方、欧米で2005年頃から一気にブレイクし始めたPNDは日本のメモリーナビとは異なる由来をもつ。GPSロガーの