駅伝があるから、日本のマラソンは強くならない。少なからぬ陸上競技関係者が、そう苦言してきた。大学と実業団における「駅伝偏重」の練習が、マラソン日本代表の弱体化につながっていると。 関東の大学長距離ランナーの多くがあこがれる箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は、1区間の距離が21キロメートル前後だ。求められるのはハーフマラソンを安定したペースで走り抜く力である。 世界を目指すのなら1周400メートルの陸上トラックでスピード練習を積むか、42.195キロのフルマラソンに備えたスタミナ練習を重ねるべき時期なのに、箱根に特化した練習ばかりを行っていると、トラックの能力もマラソンの能力も伸ばせないまま、大学の4年間が終わってしまう恐れがある。 だが、今年の1月2、3日に行われた第88回大会は、「箱根駅伝に必要なのはハーフを堅実に走る力」という認識を一変させた。優勝した東洋大学のメンバーは、最初か
中日本実業団女子駅伝大会(毎日新聞社後援)が16日、岐阜県の県庁前と羽島市文化センターを折り返して2往復するコース(6区間42.195キロ)で行われ、今年から中部に活動拠点を移した初出場の豊田自動織機が2時間16分50秒の大会新記録で優勝した。この大会は、全日本大会(12月18日・宮城)の中部・北陸予選(出場枠2)を兼ねている。今年は東日本大震災復興祈念特別枠として、2時間30分を切ったチームにも全日本出場権が与えられるため、予選に参加した全6チームが切符を手にした。 昨年の全日本3位の豊田自動織機は全6区間で区間賞を獲得した。(スタート時の気象=晴れ、気温22度、湿度71%、西の風4メートル) 【総合成績】(1)豊田自動織機(小林、カリンジ、小島、青山、脇田、永田幸)2時間16分50秒=大会新(2)デンソー(小泉、モジェス、杉原、古賀、高島、亀井)2時間21分11秒【震災復興特別枠】(3
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