スケジュールについてPMが知っていなければならない、絶対原則 - Fight the Futureを見て自分の体験を振り返ると、確かに数字の扱いがぞんざいな人が多いなぁと思う。 日本の大学進学率は40%以上あるわけで、高等数学を、あるいは工学を学んだ人は大手企業の社員には相当数いるはずなのだが。SIerって本当に大丈夫なのか?と思う事例も数ある。 ITの現場ではバグの発生数などを統計から出した指標と言うのが結構使われているのだけど、この適用の仕方が酷い。「システムの規模感」というのをどうやって測るかというのはIT業界の悲願とも言えるもので、この見えないパラメータに現場は踊らされている。正しく算出できるなら、どれだけデスマーチが減ることか! 現場でよく用いられる「システムの規模感」とそれにまつわる各種指標と言うのは、ソースコードの行数を元に算出した数字だったりするわけで、相当に誤差が大きい。