『ソッタ』は、韓国花札で遊ばれている賭博系のルールです。10の数を「将(チャン)」、同数札の組を「テン」、2枚の数字を足した組み合わせを「クッ」と呼んだりすることや、札の強さの組み合わせ、ルールなどが、花札流入以前の朝鮮半島で行われていた紙牌遊戯「闘銭・トゥジョン」の「ドルリョデギ」系の遊びと殆ど共通 しております。また、『ソッタ』では、9を「カボ」、1を「ピン」と呼んだり、クッピン、シッピンなどの「おいちょカブ」系の役も存在することから、この『ソッタ』は、「闘銭」の「ドルリョデギ」系の遊びと「花札」の「おいちょカブ」系のルールが合わさって変化したものであると思われます。また、「闘銭」の「ドルリョデギ」系の遊びは、花札を 使用しているうちに「チッコテン」「トリヂッコテン」と今では呼ぶようになっております。この「トリヂッコテン」は花札を5枚使い、3枚の合計数を10または20にし、残りの