オーストラリアに勝利し、優勝カップを掲げる主将の長谷部誠(2011/01/29、カタール・ドーハ)【時事通信社】 カタールで開催されていたアジアカップは、日本が決勝でオーストラリア(以下、豪州)を1−0で破り、最多となる4度目の優勝を果たした。 調整不足、負傷者の続出といったハンディを乗り越えての快挙。さらに、準々決勝以降は開催国カタール、アジア3強の仲間である韓国、豪州と、次々に難敵・強豪を退けて頂点に立った(過去の優勝時には韓国との対戦はなく、豪州はまだアジア連盟に加盟していなかった)。ついでに、非公式世界チャンピオンのタイトル(前回の当欄参照)も防衛したのだから、最高の気分だ。ザッケローニ監督に感謝したい。 決勝では、延長PKまでもつれ込んだ準決勝の疲労が残っていた上、香川真司欠場の影響、フィジカルの強さを前面に押し出した豪州の圧力もあり、日本本来のパスワークは影を潜めた。マンオ