2012年につくられた旧WEBサイト。中期経営計画の刷新をきっかけとした戦略の見直しを図ることとなりリニューアルプロジェクトは始動した。これまでのフォワーダー(航空貨物代理店)中心の訪問者を想定した旧WEBサイトは機能重視であったが、エンドユーザである荷主企業(航空貨物の送り主)も含めてコミュニケーション対象を広義に捉え、そこに向けた情報発信も積極的に行うという方針となった。現在もWEBサイト全体の運用担当である塚越氏は、当時の状況を次のように語る。 「ANA Cargoを指名してもらうために、私たちのことを世界に発信するコミュニケーション機会がどうしても必要だったんです。当然、WEBサイトは有効な手段だと考えました。」 しかし、リニューアル目的は顧客ターゲットの拡大だけには留まらない。この事業の価値を新しい視点で社内に広げること、ユーザからの問い合わせの質問や相談の質を今よりも上げること