昨日の叡王戦七段予選は、3局すべて見応え十分、面白い対局ばかりでずっとニコ生とモバイル中継で観戦していました。 特に14時開始の▲藤井聡太七段-△小林裕士七段戦。 追い込まれた藤井七段の見せた起死回生の一着には思わず声が出ました。 起死回生の一着! この一戦は小林七段が素晴らしい指しまわしでペースを握り、ニコ生で時折表示される評価値もずっと小林七段に傾いていました。 (色付きは実戦の指し手) この局面では3000点もの大差がついており、この▲7八歩も苦し紛れの受けで、「あぁ、藤井七段もやられたか」と思いました。 ところがこの一手がのちの起死回生の一着へ伏線になります。 実戦は△8八金▲6九玉△6八成銀▲同玉△7五飛と進みます。 そこで出たのが▲5七玉! 指された時は、これも△7八飛成や△7九角の攻めを逃れただけの苦し紛れの一着だと思いました。 中継のコメントにもそれが現れていますね。当時は