サンプルをみるとわかるように、GuiceにおけるDIはすべてソースコードレベルで指定する。DIフレームワークを使わない場合はファクトリクラスを使って同じことができるわけだから、Guiceを使うとファクトリクラスを作る必要がなくなり、それに不随するコーディングを軽減することができる。 Guiceを使うとそれ以外にも、スコープを明示できたり、環状依存を自動的に処理できるという利点もある。つまりコーディング上の労力を削減するというのがGuiceの最大の特徴といえる。 Guiceは仕組みがシンプルで、すべてJavaソースコードで完結する。これは多くのJavaデベロッパにとって取り組みやすい。特に開発の主権をプログラミングに置いたままDIを実現できるところがいい。ネーミング規則を覚える必要も、XMLファイルの書き方を覚える必要もない。基本的に上記に示したように開発するだけだ。 しかも必要十分なアノテ