北朝鮮による拉致被害者は日本政府認定だけでも17名。最初の被害者、久米裕さんが拉致されて47年が経過しようとしている。拉致問題の風化を防ぐ必要性を改めて問う。
「点の建築史」から「線の建築史」へ fig.1──加藤耕一『時がつくる建築── リノべーションの西洋建築史』 (東京大学出版会、2017) 加藤耕一──今日は国内外で設計をされている長谷川豪さんと歴史について議論するということで、とても楽しみにしてきました。最初に、この4月に刊行した『時がつくる建築──リノべーションの西洋建築史』(東京大学出版会)[fig.1]の紹介も交えつつ、関心の所在と論点を簡単にご紹介できればと思います。私はゴシック建築史を専門としていますが、歴史家として現代と歴史をどうつなげるかをずっと考えてきました。 少し前の話になりますが、2012年に新国立競技場の最初のザハ・ハディド案が出た時、あらゆる論点から批判や擁護の声があがりました。この時個人的に感じたのは、巨大な建物を新築し、維持していくことが難しい社会にわれわれは直面しつつあるのだということです。拙著『時がつくる
ある春の日、ライターきだてさんの結婚写真を撮るため、栃木県にある撮影現場近くの待機所へ入った。しかし撮影が始まるまでに2時間くらい空きがあるという。 はじめて訪れる土地で2時間である。これは無駄に過ごすにはもったいないだろう。そのへんを歩いてみることにした。 問題はここからである。 都市部で2時間時間を潰せと言われたら本屋さんで本でも買ってドーナッツ屋さんでカフェオレ飲んだりするだろう。幸せである。ところがここは郊外、本屋さんもドーナッツショップも、見渡す限り、ない。 途方にくれてグーグルマップで周辺を調べていたら近くに「米山古墳」というのがあった。さらに調べると、この米山古墳、北関東最大規模の前方後円墳らしいのだ。地図を見ると今いる場所から約5キロ。 5キロということは歩いて1時間、つまり往復2時間である。いま出れば撮影が始まるまでに帰ってこられるじゃないか。僕たちは運命を感じてすぐに出
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