makeにどうやってシステムの再コンパイルをするかを指令する情報は、makefileというデータベースを読むことで伝えられます。 どういうMakefileがあるか Makefileは5つの要素を含みます。すなわち、明示ルール、暗黙のルール、変数定義、ディレクティヴ(指令)、コメントです。ルール、変数、ディレクティヴについては後の章で詳しく説明します。 明示ルールは、いつ、どうやって一つ以上の(ルールのターゲットと呼ばれる)ファイルをリメイクするかを決めます。明示ルールは、ターゲットが依存する別のファイルを列挙し、また、ターゲットを作成、更新するのにコマンドを与えることもできます。ルールの記述の項を参照して下さい。 暗黙のルールは、いつ、どうやって、名前を基準とするファイルのクラスをリメイクするかを決めます。暗黙のルールは、ターゲットに似た名前のファイルにターゲットがどう依存しているかを決定