住宅購入に積極的な中国と慎重な日本 中国における不動産価格の高騰には非常に目を見張るものがある。物価動向が落ち着いても不動産価格の高騰はいまでも続いており、国家統計局が発表した7月の不動産景気指数は前年同月比1.54%増となり、7カ月連続の上昇となった。 中国の不動産事情に注目してきたサーチナ総合研究所では、マイボイスコム株式会社と共同で日中比較を実施している。今回の調査は、マイボイスコムが日本で、サーチナ総合研究所が中国で06年6月にそれぞれ調査を行ったもの。両国の国情の違いを両者で検討した上で調査票及び調査設計を調整し、基本的に同一の調査票をもとに両国で同時にインターネット調査を実施した。サンプル数は日本側が1016人、中国側が1020人。 中国は持ち家派、日本は賃貸派 日中両国の一般消費者に現在の住まいについて尋ねたところ、日本では「賃貸、集合住宅」(26.5%)、中国では「