取れすぎたり、出荷規格外だったりする「未利用魚」を活用しようと、萩市の漁師と下関市の料理人が手を組んだ。完成したのはサバのふりかけ。今月下旬から、東京第一ホテル下関(下関市赤間町)の朝食で味わえる。 先月22日、萩市の萩漁港にとまった漁船を同ホテルの西山利治社長(39)と山内昭男料理長(38)が訪れた。2人は漁船に乗るのも、漁に使う道具を見るのも初めて。萩大島船団丸の長岡秀洋船団長(56)が漁の流れや現状を説明した。 萩での巻き網漁の解禁は3月中旬。網には多くのアジとサバがかかる。350グラム以上のサバはスーパーなどへの流通用として1匹500~1500円の値がつく。だが、350グラムよりも小さいサバは約20キロで500円。タイやブリなどの養殖魚のエサか、釣りのエサになることが多い。 一般的に小さいサバは脂ののり… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この