ある事情でCUDA 初学者が集まる勉強会で (恐れ多くも) TA をやってきて、その時に色々と思うところがあったので書きます。 「CUDA を始める動機」が与える影響 CUDA (GPGPU プログラミング)を始めるにあたっての動機の大半は「処理を高速化したいから」だと思います。 中には「GPGPU を使ったプログラミングに興味があったから」とか「CUDA が面白そうだったから」とか、 そういう知的好奇心からCUDA を始める強者もいるとは思いますが、 「GPU 使えば処理にかかる時間を短縮できるんでしょ?」という即物的な動機からCUDA の学習や導入を検討する例が多いような印象を受けます。 で、その世相を反映してか、CUDA 初学者向けの書籍や記事には「高速に動作する処理の書き方」だとか「効率的なプログラムの書き方」という 発展的な内容にカジュアルに触れているものが多く、今回参加した初学