カーナビ・メーカーや自動車メーカーなどで構成するiフォーマット・フォーラムは、次世代の地図フォーマット「差分更新フォーマット」の標準化に着手する。同フォーラムに参加しているインクリメント・ピーが10月17日に発表した。2006年度中の仕様公開を目指す。 iフォーマットはサーバー/クライアント型の地図フォーマットで、最新の地図情報や関連情報の提供を可能にする。しかし、車載端末に格納して利用する地図データが年々肥大化し、更新の手間や時間が増加する中で、「新しい地図データを手軽に利用したい」という声が高まっている。 差分更新フォーマットでは、ユーザーの手元にある地図データに対し、更新された一部のデータだけを提供する。これにより、全ての大容量データを書き換えるといった手間や時間のかかる更新方法から、変更された一部のデータのみをコンパクトに書き換える更新方法が実現できる。「先日までカーナビに表示され