「7月1日より神奈川中央交通バスの連節バス(ツインライナー)が運行開始となりましたが、支払いが申告先払い方式と現金の場合は整理券方式となっており、聾(ろう)者含めた各種障害者には大変ハードルが高い」。神奈川新聞の「追う! マイ・カナガワ」(マイカナ)に横浜市泉区の40代男性から、こんな声が寄せられた。「丁寧に制度設計すればこのような事態にならなかったのでは」。マイカナ取材班が男性の疑問を追ってみた。 横浜市と神奈川中央交通(平塚市)が公民連携で取り組むツインライナーは、横浜市戸塚区で運行。全長約18メートル、定員は112人と通常(75人)の約1・5倍だ。両者が同区南西部のバス路線の維持と充実を目的に導入を検討してきた。 同バスは後払い方式と申告先払い、乗車扉も中扉からだったり前扉からだったりと、いずれも方面によって異なる。 ツインライナーになる前からあった路線だが、今回の定員増を機に、精算