米Sun Microsystemsの川口耕介氏は9日、「Annotation mock builder」というツールを発表した。同ツールは、Javaアノテーションに対するモッククラス(以下、アノテーションモック)を自動的に作成するためのもの。これまであまり注目されてこなかった技術であるが、Google発のDIフレームワークであるGuiceが採用したことから注目が集まっている。 アノテーションモックを作成すると何が嬉しいのか。それは、「アノテーションのインスタンスを自由に作成できる」ということになる。通常、アノテーションのインスタンスを作成するのはJVMの役目であり、プログラムは実行時にリフレクションを用いてインスタンスを取得し、情報を読み取る。アノテーションモックを利用すれば、プログラムを「アノテーションのインスタンスを取得する部分」と「アノテーションのインスタンスから得た情報に応じて動作