登山を始めたきっかけは、東日本大震災 登山を始めたのは、2011年4月。それまでの私はアウトドアともスポーツとも縁が薄く、お酒が好きで、週3ぐらいは飲みに出掛けていました。団体行動は苦手だったので、バーベキューやフェスやキャンプにも興味がありませんでした。 そんな私がなぜ登山を始める気になったかというと、きっかけは東日本大震災でした。 それまで非常時の備えなんて考えたこともなかったのですが、否が応にも防災意識が高まり、「非常用持ち出し袋とか、作っておいたほうがいいのかな……」と考えるようになったんです。でも、市販の防災セットはすでに家にあるものまでごっちゃり入っていてコスパが悪いような……。そこで「よし、それなら自分で作ればいいじゃない!」と、近くのアウトドアショップに向かいました。 ですが、お店を出たときにはなぜかカリマーの「リッジ 40」という登山用ザック(リュック)を抱えて歩いていま
山で遭難した人の捜索に、携帯電話の災害用基地局に使う気球を活用しようと、総務省と大手通信会社ソフトバンクが実用化に向けた実証実験に乗り出すことになりました。 総務省とソフトバンクは、山で遭難した人を捜索する際に、この気球を活用しようと、共同で実証実験に乗り出す方針を固めました。 GPSを搭載した携帯電話は、基地局との間で常に位置情報を通信でやり取りしています。この仕組みを使って、電波が圏外になっている山間部の上空に気球を上げて、位置を捉え、捜索に役立てることができるとしています。この気球は地上100メートルの高さに上げれば、最大で半径10キロの範囲の携帯電話の電波を捉えることができるということです。 特に雪山での捜索は、雪の中に埋もれた遭難者の発見が難しいという実態がありますが、携帯電話の電波は雪の中からでも届くという利点があるとしています。 実用化にあたっては、ソフトバンク以外のすべての
「山ガール」が流行語大賞の候補に選ばれたのは2010年。その数年前から増え始めたカラフルなウエアに身を包んだ登山客たちは、従来のストイックな登山のイメージを変えた。しかし本当の問題は、ブームとは別のところにあったーー。その問題を解決するために構造から変えていこうと取り組んでいるのが、世界最年少(当時)でセブンサミッター(七大陸最高峰登頂者)になった山田淳だ。コンサルティング会社に就職するが、ある山岳事故をきっかけに再び登山の世界に戻る。次なる目標は七大陸最高峰よりもさらに高く、険しい山だ。(取材・文 ライター井上英樹/Yahoo!ニュース編集部) 先頭を歩く登山ガイド山田淳の歩みは遅い。一歩ずつ、ゆっくりと山を登る。2016年夏、東京都の最高峰・雲取山山頂(2017メートル)に至る登山道を、山田はツアー客21人を引き連れて歩いていた。この日は梅雨の合間の夏日。登山道の水はけはよく、昨日の雨
ドイツ人女性登山家ハネロア・シュマッツの遺体。1979年に低体温症と疲労で亡くなったとされており、登山バックを背に束の間の休憩を取るために寄りかかったものの、一瞬の眠気に襲われそのまま帰らぬ人となったと考えられている。このようにエベレストでは休憩中に眠りに落ちて亡くなるケースは多いという。彼女はエベレストで亡くなった初の女性登山家となってしまった。 イギリス人登山家のデイヴィッド・シャープ。2006年にグリーンブーツの遺体近くで休んでいる間に凍傷が悪化、登山を続けることが困難になってしまった。彼が死ぬまで30人近くの登山家がその側を通り過ぎ、声をかける者もいたがいずれにせよ為す術はなかった。 この遺体は2012年に無事登頂に成功したスリヤ・シャー・クロルファインのものである。酸欠と疲労で死亡したとされているが、その原因は頂上にて自分の成し遂げた快挙を25分間祝福し、酸素を使いすぎたものによ
こんにちは、登山とカメラとプログレッシヴロックが趣味のOKPです。 今回は日本有数の紅葉スポットである北アルプスの「涸沢カール」を舞台に、秋に訪れた際の紅葉レポートの他、テント泊や登山にレンズ交換式のカメラを携行することの魅力、そして涸沢エリアの「食」について、お伝えしていきたいと思います。 6時間歩かなければ見ることができない涸沢カールの紅葉 涸沢カールは長野県松本市、北アルプスの中腹にある広大なカール(氷河圏谷:氷河が削って生まれた広い谷)です。標高2000m台に広がる涸沢カールは、北アルプスの名峰“穂高岳”(北穂高、涸沢岳、奥穂高岳など)への拠点としてもおなじみですが、秋にはカール一面に広がる美しい紅葉を楽しむために、全国各地から多くの登山客や写真愛好家が訪れます。 そんな涸沢カールにたどり着くには、マイカー規制された上高地のバスターミナルから緩やかなハイキングコースを3時間弱、その
首から提げた“手のひらサイズのお守り”が登山客を遭難から救う――。空前の登山ブームに沸く長野県が、iBeaconを使った遭難防止の実証実験を実施した。雪崩に巻き込まれた人の救助にも役立つという。 今、登山が空前のブームだ。以前からシニア層の人気が高かったが、最近では“山ガール”と呼ばれる若い女性層にもブームが波及。海外からの観光客も増えており、登山人口は増加の一途をたどっている。 数々の名峰を抱く長野県も、登山ブームに沸いている県の1つだが、今、大きな問題に直面している。登山客の多様化に伴って急増している遭難事故への対応だ。2013年には、死者・行方不明者が74人に上るなど事態は深刻で、県が対応を急いでいる。そして、遭難事故を防ぐためのIT技術として注目されているのが「iBeacon」だ。 クーポンなどのプッシュ配信に使われるiBeaconを、長野県はどのような形で遭難防止に役立てようとし
山岳遭難が2014年に全国で2293件起き、遭難者は2794人に上ったことが18日、警察庁のまとめで分かった。件数、人数ともに3年連続で増加し、統計の残る1961年以降で最多。この10年間にいずれも66%増えた。単独登山者や中高年の遭難が目立っている。 遭難者のうち死者と行方不明者は計311人。前年より9人減ったが、過去3番目に多かった。自然災害は統計の対象外のため、昨年9月に噴火した御嶽山での被災者は含まれていない。 このうち190人は単独の登山者で、死者・不明者全体の61%に上った。05〜08年は複数で登山した人の方が多かったが、09年から単独登山者が上回り続け、初めて6割を超えた。 負傷者や無事救出も含めた全ての遭難者を年齢別にみると、40歳以上の中高年が2136人となり、統計の残る96年以降初めて2000人を超えた。全体に占める割合は76%で、死者・不明者に限ると92%に上っ
9月27日の御嶽山噴火。多くの登山客の命を奪った惨事での捜索にあたり、陸上自衛隊が派遣された。これをみたジャーナリストの江川紹子氏がツイッター上で「むしろ警視庁や富山県警の機動隊や山岳警備隊の応援派遣をした方がよさそう」と疑問をツイートしたことに対して、一部の軍事オタクらが反駁、その中には江川氏を左翼と決めつけ、「左翼に軍事の常識を教えてやる」といったような言説も多かった。結果として、江川氏が引き下がるような形で幕を下ろした。 だがそれで良かったのだろうか。自衛隊に対する批判を許さない多くの論者は防衛省や自衛隊を疑うことを知らず、自衛隊を偏愛する傾向がある。今回のような「袋叩き」が増えれば、自衛隊のあり方に疑問を発すること自体がタブー化する恐れもある。それが健全な社会だろうか。 得てしてネット論者の主張は客観性を欠くものが多く、事実と願望を混同することも少なくない。とくに、今回の一部論者の
ジャーナリスト江川紹子と有名軍事ブロガーによる「御嶽山への自衛隊投入についての議論」がネットで話題に【追記あり】BellaSep, 29, 2014newsComments Off on ジャーナリスト江川紹子と有名軍事ブロガーによる「御嶽山への自衛隊投入についての議論」がネットで話題に【追記あり】 噴火した御嶽山に自衛隊を投入することについての是非を巡る議論が話題になっています。 ジャーナリスト江川紹子さんが御嶽山の噴火で救助に自衛隊が投入されたことについてこうつぶやいたことがきっかけでした。 “ なぜ、御嶽山に自衛隊派遣なんだろ…。人が必要なら、むしろ警視庁や富山県警の機動隊や山岳警備隊の応援派遣をした方がよさそうな気もするが…。 — Shoko Egawa (@amneris84) 2014, 9月 27″ これに反応する方が。 “ @amneris84 火砕流に巻き込まれても平気な
警察庁は9日、年末年始(昨年12月29日〜今年1月3日)の山岳遭難状況を発表した。死者・行方不明者は13人(うち死者5人)にのぼった。前年同期より11人多く、過去10年間では最悪という。 同庁によると、遭難件数は前年から5件増の31件で、前年より14人多い48人が巻き込まれた。救出された人は35人で、このうち負傷者は10人だった。
6日午前9時ごろ、兵庫県姫路市夢前町新庄の明神山(668メートル)に5日に入ったまま下山しなかった祖父と小学2年の孫娘を、姫路署などの捜索隊が山中で発見した。 姫路署によると、2人は同市夢前町、無職南鋭一さん(73)と同市香寺町、小学2年藤尾優衣さん(8)。南さんは滑り落ちて頭を強く打ったとみられ、病院で死亡が確認された。藤尾さんは顔に軽いケガをしているが、命に別条はない。 6日午前8時ごろ、藤尾さんから「滝の横にいます。おじいちゃんは落ちてしまいました」と南さんの携帯電話で110番があり、聞き取った周囲の状況や電波の発信元から捜索。山頂から東に約1・6キロの地点で一緒にいる2人を発見し、ヘリコプターで搬送した。2人はこの山に登るのは初めてだったという。 姫路署によると、南さんは5日夕、下山の途中に滑落。藤尾さんが呼び掛けても応答がなく、南さんの携帯電話で助けを求めようとしたが、電波
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