韓国人排除を訴えるデモをめぐり、右派系市民団体関係者の男性に集団で暴行を加えたとして、反レイシズム(人種差別主義)をうたう市民グループ「男組」のメンバー8人が逮捕された事件で、組長の添田充啓(みつひろ)容疑者(41)=暴力行為処罰法違反で逮捕=が、被害男性(47)について「わざと倒れそうなふりをした」と供述し、容疑を一部否認していることが16日、大阪府警への取材で分かった。 府警警備部によると、添田容疑者は「大勢で取り囲み、ヘイトスピーチ(憎悪表現)に参加しないよう叱りつけたことは認める」とする一方、「(男性が)わざと『イタタ』と言い、倒れそうなふりをした。やっている行為は全部演技だ」と述べたという。 共犯として逮捕された男組元本部長、木本拓史容疑者(43)は「暴行していないし、脅迫もしていない」と容疑を否認。メンバーの池田潤一朗容疑者(37)は認めている。 逮捕容疑は昨年10月26日午後