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バンクーバー編⑧ パンセクのドラゴン|虹はいまだ旅の途上——李琴峰のクィア的紀行|かしわもち 柏書房のwebマガジン
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バンクーバー編⑧ パンセクのドラゴン|虹はいまだ旅の途上——李琴峰のクィア的紀行|かしわもち 柏書房のwebマガジン
翌日、さっそくJoyさんのアドバイス通り、船でグランビル・アイランドへ向かった。片道運賃は6カナダ・... 翌日、さっそくJoyさんのアドバイス通り、船でグランビル・アイランドへ向かった。片道運賃は6カナダ・ドル(約660円)。平日だからか、乗客は私しかいない。操縦士は黒いサングラスをかけた、灰色の短髪が格好いい中年女性である。ひょっとしたらブッチかも? と想像するようなマスキュリンな見た目だった。 グランビル・アイランドはこぶのように大陸にくっついている小さな半島である。ガイドブックによれば、もともとはバンクーバーの産業を支える工場街だったが、後にゴーストタウン化し、再開発を経て観光スポットとして生まれ変わったそうだ。 確かにグランビル・アイランドは廃れた工場街のような雰囲気がある。中身こそおしゃれなマーケットや飲食店、土産物屋、本屋などになっているものの、建物自体が古く、トタンの屋根や外壁のものも少なくない。一度没落した街に貧しい芸術家たちが集まってきて、アートの発信地になっていくのはよくあ