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創刊にあたって | オレンジ文庫
私が中高生の頃に愛読していた作家は、氷室冴子、新井素子、赤川次郎、栗本薫などの各先生方。 これらの... 私が中高生の頃に愛読していた作家は、氷室冴子、新井素子、赤川次郎、栗本薫などの各先生方。 これらの作品は、それぞれ少女小説とかSFとかミステリーとかファンタジーといったジャンルでくくられていました。 が、私は別にそのジャンルに惹かれていたわけではありませんでした。読んで楽しい、素敵な登場人物の活躍が見たいと思ったものを選んだ結果がこれらの作品群だっただけなのです。 近年、「ライト文芸」ジャンルが活況を呈していると言われていますが、そもそもライト文芸としてくくれる作品は、これまでもあらゆるジャンルの中に紛れていたのだと思います。 個人的にはライト文芸の定義とは「登場人物が魅力的であること」。 漫画の世界では「キャラが立つ」などと言います(最近は実生活でも使われる表現ですが)。 つまりライト文芸とは別に新しいジャンルではなく、これまで漫画やライトノベルが当たり前にやってきたこと、そ
2015/01/20 リンク