福島第一原発3号機の原子炉建屋の床に散らばる小石や砂を片付ける「ウォリアー」(11月3日撮影、東京電力提供) 東京電力は5日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋1階の床に散らばるがれきをロボットが掃除する様子の映像を公開した。 遠隔操作で動く米アイロボット社製の「ウォリアー(戦士)」が、水素爆発で降り積もった小石や砂を払いのけたり、倒れた棚を運んだりする映像で、別のロボットが、今月2日と3日に撮影した。 3号機の建屋の1階の放射線量は、最高で毎時620ミリ・シーベルトと高く、作業員の立ち入りが困難な状況が今も続く。放射性物質が付着する小石、機器類の除去によって放射線量が下がり、作業員の被曝(ひばく)量軽減に役立つという。 ウォリアーは前後90センチ、左右80センチ、高さ53センチで、重さは250キロ・グラム。アームの先にブラシが付いている。今年7月から福島第一原発で清掃作業に活躍してい