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ブックマーク / essa.hatenablog.com (13)

  • 河合隼雄がタクシーに乗ると運転手が身の上話を語り出す - アンカテ

    こころと脳の対話 河合隼雄さんと茂木健一郎さんの対談集であるこのにこんな話が出てきます。 河合: ときどき起きるのは、僕の乗ったタクシーの運転手さんなんかが、むちゃくちゃに身の上話なんか始めるんですよ。 茂木: エーッ!そりゃおもしろい話ですね(笑) 河合: タクシーに乗るでしょう。すると「私は、当は別の仕事をしていたんですよ」とか話しだすんです。それで僕が「へえ〜」とかいうとね、ブワーッと話が続いてきてね。それで、曲がり忘れたりね(笑)。まるっきり違うとこに行ってたりするんです。そこでメーターを倒して、「ここからタダで行きますから」とかいって(笑)。そのあいだ、もうずっと、身の上話。 茂木: 河合先生ってわかってのことですか。 河合: いやいや、全然知らんのですよ。 茂木: わからないで、なぜか身の上話をするんですか。 河合: うん、しゃべりたくなってくる。だからこのごろタクシーに乗

    河合隼雄がタクシーに乗ると運転手が身の上話を語り出す - アンカテ
  • 実は飲食店は他が見習うべき先端の業種になってるのでは? - アンカテ

    小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力 外チェーンは、個人経営のレストランや喫茶店が一般的であった時代に、そういう商売とは縁が無さそうな、工場の生産管理や大規模組織の運営ノウハウを、外という領域に持ちこんで成立した業態ではないかと思う。 それによる低価格で均一のサービスが提供できるようになって、個人経営の店は激減した。雑貨店や八百屋、魚屋等とコンビニの関係も同じだと思う。 村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のあたりには、「システムと見込みの無い戦いを続ける個人」というモチーフが繰り返し出てくるけど、80年代に、そういうシステムや中央集権的な組織の圧倒的な力によって町の様相が一変していく様を見ていると、世の中から「個人の顔」というものが消えていくのは、もうどうしようもない既定事実のような気がしたのを思い出す。 そういう、ここ数十年の流れが今、

    実は飲食店は他が見習うべき先端の業種になってるのでは? - アンカテ
  • CGMコンテンツという金鉱の脇でスコップを売る男 - アンカテ

    MacBook Airの発表を見てて印象に残ったのは、iLifeの方だった。特に、iMovieの「予告編ツクール」とでも呼びたくなる機能。 映画の予告編のテンプレートみたいなものが用意されていて、そこに数秒程度のクリップをドラグドロップでハメこんでいくと、フルオケの立派なBGMがついた予告編ができあがる。ハメこむ枠には「メンバー全員が写っているクリップ」とか「動きのある場面」とか「各人のクローズアップ」のようなガイドがあって、その指示に従って、編集すべき素材から選んでいくようになっているようだ。これによって、家族旅行とかでダラダラ取った素人っぽい映像が、ピリっと引き締まったインパクトのある予告編になってしまう。 私は、この手のソフトはほとんど触ったことがないので、これがどの程度画期的なものかはわからないが、あのテンプレートには、いろいろな所にプロのノウハウが織り込まれているような気がする。

    CGMコンテンツという金鉱の脇でスコップを売る男 - アンカテ
  • 原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」 - アンカテ

    人は海外からやってくる危機には敏感に反応する。原油高とか円高とか新型インフルエンザとかはよく報道されるし、政府の対策が不適切だったら批判も高まる。 私は「成長戦略」として語られている問題も来は、そういう種類の問題だと思う。 しかし「成長戦略」という言葉はヌルい。ヌルすぎる。なんか、やってもやらなくてもどうでもいいけど、やるとちょっとボーナスが増えるみたいから、気がむいたらちょっとやってみるか、みたいな感じ。 当は、これは原油高に匹敵するような日にとって大きな問題だと思う。原油は間接的にあらゆる製品の材料になっているから、原油の高騰はどんな産業にとっても大問題だ。 それと同じように、今、ホワイトカラーの労働力の単価が急激に落ちている。日は直接間接にホワイトカラーの労働の成果を海外に売ってってる国だから、これは、逆に言えば、あらゆる資源が高騰しているということだ。 「成長戦略」と

    原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」 - アンカテ
  • Google OS が画期的なOSにならない7つの理由 - アンカテ

    Google OS は「画期的に速いOS」にはなるかもしれないが「画期的なOS」にはならない。つまり、ユーザから見えるOSの姿に、画期的な新機軸が入ることは無いだろう。 そう思う理由は以下の通り。 1 GoogleAppleではない UIの革新はトップダウンでなければできない。ジョブズとか宮茂さんのような人がいる会社じゃないと、UIの革新、ユーザ体験を一から創造し直すことはできない。 2 20%プロジェクトの匂いがしない Googleが革新的なことをやれるルートは、「20%プロジェクト」として少人数で密かに進めていたものが、社内で非常に評価されて、80%プロジェクトに格上げになるというルートだ。 そういう場合だと、発表された時点で、その革新に実体がある。Google Wave が典型だけと思うけど、動くデモがバシバシ出るし、プロトコルのような技術資料も翌日から配信される。 今回のリリー

    Google OS が画期的なOSにならない7つの理由 - アンカテ
  • メーカーがマイクロソフト八分を恐れる必要が無くなった日 - アンカテ

    Google OS なんてぜんぜん大したもんじゃない。んなものはワシだって簡単に作れるわい。 というか、わざわざ作らなくても、それはもうある。DellかなんかのネットブックのLinuxプリインストール版を買って来て、画面に出てくるロゴがGoogleのロゴになっていることを想像すればいい。それが、Google OSだ。 違いがあるとすれば、FirefoxでなくChromeが自動起動することと、「メール」というアイコンをクリックした時、メールソフトではなくgmailが立ち上がること。それから、(公約通りならば)起動が早いということ。 ロゴを変えて、FirefoxをChromeにする以上のことは、ほとんどやらないと思う。つまり、Google OSでなければできないことは何も無いし、新しい使い勝手があるとは思えない。それをしたら、GoogleはWebの会社では無くなってしまうからだ。クライアントが

    メーカーがマイクロソフト八分を恐れる必要が無くなった日 - アンカテ
  • 最高クラスの「荒らし」としての梅田望夫 - アンカテ

    梅田さんのインタビューがすごい反響を巻き起こしているが、この喚起力は梅田さんの立ち位置と切り離せないものがあると思う。 つまり、普通の40代後半のおじさんが全く同じことを言っても、ここまで騒がれることは無いだろう。 発言の中身そのものは、意味が無いとは思わないが、一連の著作と比較したらその意味はずっと薄い。少なくとも私は、「シリコンバレーから将棋を見る」の方にずっと興味がある。 梅田さんは、しっかりと資料を集め、吟味し整理し、練りに練った文章で力を発揮する人で、褒めるにしろ貶すにしろ、そういう力作を対象にすべきだと思う。今はサバティカルの時期でそういう作業をしてないんじゃないかという気がする。そこから垂れ流される愚痴にはあまり意味がない。誰にだって緩む時期があったっていいと思う。 ただ、「どうして梅田望夫はこれだけの影響力を持ち得たのか?」ということには興味がある。 この影響力のユニークさ

    最高クラスの「荒らし」としての梅田望夫 - アンカテ
  • 第21期竜王戦 -- 高速道路の先にある名勝負 - アンカテ

    渡辺竜王対羽生名人の第21期竜王戦7番勝負が凄いことになっています。 もともとこの戦いは、世代対決という要素もある上に、勝った方が初代永世竜王の称号を獲得する重要な意味を持つタイトル戦ということで話題になっていましたが、いざ始まってみたら実際に、第6局を終えて3-3のイーブンとなる熱戦になっています。 来週行なわれる第7局で決着するわけですが、どちらが勝っても棋史に残る対局となるでしょう。 第21期竜王戦七番勝負 初の永世竜王 争奪: 竜王戦 : 囲碁・将棋 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 将棋・チェス@2ch掲示板 主催者の読売新聞のサイトではネット中継が行なわれます。これは盤面および棋譜と簡単な解説のみで、かなり将棋をよく知っている人にしかわからないと思いますが、2ちゃんねるの竜王戦スレを合わせて見ていけば、そんなに将棋がわからなくても観戦を楽しめます。 棋譜中継+2ちゃ

    第21期竜王戦 -- 高速道路の先にある名勝負 - アンカテ
    dochan
    dochan 2008/12/13
  • Gマシーンの目覚め - アンカテ

    Long Tail World: 見えすぎるGoogleストリートビュー:Google Street View Knows... Google Map に追加された「ストリートビュー」という機能が、たくさんの悲喜劇を生み出しているという話。 ひとつひとつの事件がそれぞれ面白くて、ニコニコ動画のようなコメント機能とこれがマッシュアップされたりしたら、もっと楽しいだろうなと思った。 しかし、注目すべきは、これを正当化するGoogleの論理。 米国では公共の場で撮影するのは合法だ。グーグルは「人が道を歩いていて見える風景となんら変わらない画像を見せている」という理屈。 これは、一般化すると「公的領域に存在する物体は全部スキャンします」と言っているのだと思う。つまり、「1人が見るのも60億人が見るのも同等であり、パブリックであるというのはそういうことだ」と宣言しているのだ。グーグルは、公的領域と私

    Gマシーンの目覚め - アンカテ
  • 「経営の未来」に従業員の未来を見る - アンカテ

    経営の未来 これ、すごく良いなのだけど、致命的にタイトルがヌルイ。このを読むべき人に届けようという意思が全く見られないタイトルだ。 私だったら、次のどちらかのタイトルをつける。 もはや「部長」「課長」には未来が無い! 従業員の未来 原題は "The future of management" なので、それを素直に直訳しただけなんだけど、「経営の未来」というタイトルでは「経営」というものが何となく嫌いな人と、「経営」なんてものに未来があるんだろうか、と思っている人が、わず嫌いをしてしまうじゃないか。 それより何より、自分は良き「従業員」になろうと思っている人がまず読むべきだと思う。 実をいうと、「エンプロイー(従業員)」という概念は近代になって生み出されたもので、時代を超越した社会慣行ではない。強い意思を持つ人間を従順な従業員に変えるために、二十世紀初頭にどれほど大規模な努力がなされ、

    「経営の未来」に従業員の未来を見る - アンカテ
  • 自分の経験の枠組みは自分で変えられるか? - アンカテ

    例によってメタな方向に話を広げようと思うんだけど、Ruby VS PHP論争の背後には「自分の経験の枠組みは自分で変えられる」という発想の有無という問題があるのではないだろうか。 そう思ったきっかけはこれ。 影響力のある人 - L'eclat des jours(2008-01-31) artonさんは、Matzにっき(2008-01-29)のコメント欄にあった、「影響力の大きい人が発言してるので怒ってます」という一言レスに着目して、興味深い考察をしている。 影響力のある人ってのは、つまり権威ってことなんだし、自分で吟味しない人は常に一定の割合でいて(そうでなければ、世の中に権威という存在はありえないわけだが、実際、存在している)その人たちに影響を与える。 ってことは、権威がある人は、だめなものはだめ(良いものは良い)、と言うべきですね。 私も全くその通りだと思ったけど、冒頭のように考えて

    自分の経験の枠組みは自分で変えられるか? - アンカテ
  • 新しい職業の一例として「困り屋」とか - アンカテ(Uncategorizable Blog

    「好きを貫く」という表現は、ちょっと攻撃的すぎるのかもしれない。 たとえば、すごく居心地のいい飲み屋のおかみさんみたいなパターン、好みのツマミが黙っていても出て来るし、内輪で盛り上っている時は割り込んでこないけど話が途切れたり義理で仕方なく連れてきた連れがいる時とかは話に加わって場を盛り上げてくれるし、かと言って常連にならなくてもそれなりに居心地よく長居できるような店。 つまり、才能なり興味なりが自分から発信する形ではなくて、その場にいる誰かの発したものを受け止めることから始まるようなタイプ。 そういう人に「あなたの『好き』は何ですか?」と聞いても、たぶん答えられないだろう。でも、そういう人が「好きを貫く」に関係ないかと言うとそんなことはない。 これまでは、店を一軒経営するだけの最低限の経営能力を合わせ持ってないと「居心地のいい場を作る」という才能を発揮できなかった。 でも、これからはそう

    新しい職業の一例として「困り屋」とか - アンカテ(Uncategorizable Blog
    dochan
    dochan 2007/12/12
  • 「ウェブ時代をゆく」から引用された個人の言葉を抜き出してみた - アンカテ

    個人の発言が人の言葉として引用されているものを全て抜き出してみました。(長いものは一部引用です) 序章 混沌として面白い時代 福沢諭吉 「恰も一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」 養老孟司 「時代というものがあって、いまの時代は年寄りが威張る。そんな時代に若い人はどうすればいいか。いちばんまともな生き方は、年寄りがダメな世界で頑張ること。ならばウェブは格好の分野ではないか」 音極道茶室ブログ主 「全てのWEBエンジニアはいま『産業革命前夜』のイギリスにいる」 羽生善治 「学習の高速道路と大渋滞」 リーナス・トーバルズ 「リナックス・ハッカーたちが何かをするのは、それがとってもおもしろいと思うからで、そのおもしろいものをみんなと共有したいんだ」 江島健太郎 「いま我々はネットという突如として眼前に広がった『世界』に対してのみ有効な『第六感』を発達させる、長い長い進化の途に

    「ウェブ時代をゆく」から引用された個人の言葉を抜き出してみた - アンカテ
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