外部からの刺激が乏しくなると、学習機能に関わる遺伝子に悪影響が及び、学習機能が落ちることを、東京大の尹喜玲(インジリン)特別研究員と広川信隆特任教授のチームがマウス実験で突き止めた。この遺伝子は人にも存在し、頭を使わないほど知力が衰えることを示す成果として注目されそうだ。28日付の米科学誌ニューロンに発表した。 チームは00年、神経細胞間で記憶や学習機能に関わるたんぱく質「NMDA」を運ぶ分子「KIF17」を発見。この分子ができないマウスを人工的に作ったところ、NMDAを主に構成する「NR2B」というたんぱく質を作る遺伝子の働きも低下することが分かった。 また、音が鳴ると足に電気刺激を与え、その後に音だけを聞かせる実験を行った。すると、NR2B遺伝子の働きが落ちたマウスの場合、音に反応して足を縮める行動を取る割合が通常のマウスの半分にとどまることが判明。学習をつかさどる脳内の「海馬」でのN
ネパール・カトマンズ(Kathmandu)で、タトゥーを入れる男性(2011年4月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/Prakash MATHEMA 【4月28日 AFP】欧米文化圏で確実にその地位を固めつつあるタトゥーだが、カンバスとなっている人間の皮膚が老化するにつれて、デザインがどのように崩れていくかを示した世界初の研究が27日、数学専門誌「Mathematics Today」に発表された。 サッカーのデービッド・ベッカム(David Beckham)選手や女優のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さん、サマンサ・キャメロン(Samantha Cameron)英首相夫人など、タトゥーを入れたセレブの存在によって今やこのボディーアートは身近なカルチャーとなった。しかし、いつか年を取ったそのとき、彼らはタトゥーを入れたことを後悔したりはしないのだろうか? 英ロンドン
ドイツ・ベルリン(Berlin)で算数のドリルに取り組む小学生(2010年12月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL 【4月28日 AFP】数学における世紀の難問「ポアンカレ予想」を証明したロシアの数学者グリゴリー・ペレルマン(Grigory Perelman)氏(44)が生まれて初めて解決したいと思った「謎」は、イエス・キリストがどうやって水の上を歩いたか、だった――。 数学界のノーベル賞とされるフィールズ賞(Fields Prize)の受賞者に選ばれながらも受賞を辞退し、隠遁生活を送る変わり者の数学者に、このほど露日刊紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)がインタビューした。 ペレルマン氏は空間の位相的性質を研究する幾何学の分野である位相幾何学(トポロジー)の中で最も重要とみなされている問題の1つ「ポアンカレ予想」を証明し
【ワシントン=山田哲朗】米マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア研究所「メディアラボ」は25日、新所長に日本人ネット起業家の伊藤穣一氏(44)を起用すると発表した。 伊藤氏はタフツ大やシカゴ大で物理学などを学んだが、卒業はしていない。日本でインターネット・プロバイダーや検索サイトの設立に関わり、米国ではツイッターなど有力ITビジネスに投資。2008年に米ビジネスウィーク誌の「ウェブで最も影響力のある25人」に選ばれた。 同研究所は、コンピューター科学から都市計画まで斬新な学際的研究で世界的に知られ、250人の候補者から伊藤氏を抜てきしたという。 創設者のニコラス・ネグロポンテ博士は「今日では、メディアラボが扱う分野は脳科学から芸術まで幅広い。穣一は完璧な所長だ」とコメントしている。
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