夕日の中にたたずむシカ(2017年11月6日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / dpa / Patrick Pleul 【1月23日 AFP】地球を温める太陽光線の一部をそらすことを目的とする地球工学計画は、突然中止すると裏目に出る恐れがあると警告する研究論文が22日、発表された。結果として野生の動植物が絶滅に追い込まれ、生態系全体が破壊されるという。 論文の共同執筆者で、米ラトガース大学(Rutgers University)のアラン・ロボック(Alan Robock)教授は「地球工学計画を停止した後の急激な気温上昇は、自然環境と生物多様性にとって非常に大きな脅威となると考えられる」と指摘する。 米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に発表された論文によると、50年間に進行する地球温暖化に相当す