延命改修が行なわれた台湾海軍のテンチ級潜水艦「海獅」の同型艦=2017年3月、台湾南部・高雄の海軍左営基地(田中靖人撮影) 【台北=田中靖人】台湾の造船最大手、台湾国際造船は21日、第二次世界大戦期に米国で建造された海軍のテンチ級潜水艦「海獅(アシカ)」の延命改修が完了したと発表した。 1945年の終戦直前に就役したディーゼル潜水艦で、73年に台湾に供与された。就役期間は世界最長という。 2016年末から約6億台湾元(約21億円)をかけて改修していた。 同社は、改修には「内外の企業」の協力があったとし、蔡英文政権が進める潜水艦の自主建造計画でも人材育成面で役立つと強調した。