イギリスが国民投票でEUからの離脱を選択したことを受けて、イギリスで鉄道車両を生産している日立製作所の会長が、新しい政権と関係の構築に全力を尽くす考えを示すなど、進出している日本企業各社は、離脱を見据えて準備を急ぐことになります。 EU域内の貿易は現在、関税がかかっていませんが、イギリスが離脱すると、域内の国に輸出する際に関税がかかる可能性があります。このため、イギリスで製品を生産したり、日本からイギリスを経由してEU各国に輸出したりしている企業の間で懸念が広がっています。 このうち、イギリスで鉄道車両を生産し、将来的にはヨーロッパ全体に輸出する計画の日立製作所の中西会長は24日夜、「首相まで代わってしまうので、どういうコミュニケーションを取るかが、いちばん大きな宿題になる。今まではキャメロン首相と直接会話もしてきたので、人間関係を作り直さなければならず、われわれにとってはもう一回立て直し