再読。読むだけ無駄な議論や論考を見抜きスルーするために、以下にメモ。文冒頭の数字は章。 はじめに 「誤った」「無用な」「有害な」議論を選りだすことで、より「正しく」「有用な」ものを残してゆくという手法を取る。 1.常識は「何となく」作られる ・誤った見解、無内容な主張が世の「常識」と化す理由→人は自分にとって都合が良いか、気分に適う主張を好む。そして自らを安心させようとしてそういう主張を好んで読むのでさらに「信念」が強化されてゆく。また、世の中が支持する主張に乗っかってゆく方が手間かからず、たとえ外れてもみんなが一斉にこけてくれるので、一人だけ外れたときに比べて社会的損失が少ない。 ・コミュニケーションツールとしてのコールドリーディング(占い師や宗教家が多用する手法)。(1)相談者と「肌のあう空間」(ラポール)を築き(2)信頼関係をより深めるため、誰にでも当てはまる問い掛け(ストックスピー