当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキー(Cookie)を使用しています。 サイトのクッキー(Cookie)の使用に関しては、「プライバシーポリシー」をお読みください。 ※本稿は、『PHP Business Revew 松下幸之助塾』(2012年9・10月号)より、内容を一部抜粋・編集したものです。 少年時代から修行を重ね、甲賀流忍術を会得 昭和30(1955)年ごろ、生まれ育った福井県若狭町瓜生で、6歳だった川上仁一さんは1人の老人と出会った。老人の名は石田正蔵。自宅のあった京都から頻繁に村を訪れて木賃宿に長期滞在し、薬売りなど行商をしながら生活していた石田さんは、甲賀流忍術の体得者であった。いつしか2人は師弟関係となり、川上さんは忍術を習いはじめる。 「村のあちこちの家や崖をよじ登ったり、高いところから上手に飛び降りたり、家屋に浸入する方法(!)を教えてもらいました。川に潜った