9月29日、千葉県警サイバー犯罪対策課と市川署はOSの保護機能を無効にする「ジェイルブレイク(脱獄)」を行ったiPhone(通称、脱獄iPhone)をネットオークションで販売していた男を逮捕したと発表した。逮捕容疑は商標法違反とのことだが、実はこの事件について、法律やセキュリティの専門家から疑問の声が上がっている。脱獄はアップルの規約違反にあたる行為だが、この行為自体は違法ではないためだ。 脱獄iPhone不正販売で逮捕の理由は 事件の概要について複数の新聞報道をもとにまとめると、容疑者は中古で仕入れたiPhoneを脱獄させ、アップルの公式アプリ以外のアプリが実行できる状態にした上で、人気アプリのチートソフトをつけてネットオークションで4人の男性に販売していた。iPhoneは1万円前後で仕入れ、3万円前後で販売し利益を得ていたという。 この事件における直接の容疑は、脱獄iPhoneをネット