非アルコール性脂肪肝炎 (Non-Alcoholic SteatoHepatitis; NASH)は非アルコール性脂肪性肝疾患(Non-Alcoholic Fatty Liver Disesase; NAFLD)の中でも肝硬変、肝癌に進展するリスクのある疾患として、食生活の欧米化に伴い日本でも増加傾向の疾患になります。非アルコール性となっていますが、疾患の定義としてはエタノール摂取量 男性30g/日未満、女子20g/日未満と定義(NAFLD/NASH診療ガイドライン2014)されており、まったく飲酒をしない方だけではありません。 NAFLDの有病率は日本では約30%程度、NASHの有病率は人口の3-5%と想定されています。 予測式 現在NASHの診断は病理診断が確定診断としては必要になりますが、種々の合併症を有する 症例や高齢症例も多くなり、全症例に肝生検を施行することは現実的には厳しい状