◇『童貞。をプロデュース』の舞台挨拶で、松江哲明監督に童貞1号役を演じた加賀賢三さんが告発をしたらしい。いつ削除されるかもわからないけれど、とりあえず現時点ではyoutubeでその様子が確認できる。 ◇たしか下北沢のシネマアートンだったろうか。加賀さんが出演した第一作の『童貞。をプロデュース』を観て、そのいくらか後に梅沢さんを主人公にした『童貞。をプロデュース2』も観て、それから10年前の池袋シネマロサで現在の編集版『童貞。をプロデュース』を2回観たと思う。それから当時、この作品に関するブログや記事も結構読んでいたと思う。それだけこの作品は当時の、そして今の、私に重要な問題意識を残したということである。 その辺りは、アラザル1号目『古谷実論』と2号目『童貞論』にまとめてあって、基本的な考え方はそこに詰まっているんじゃないかと思う。再読してないのでわからないが。 まあそれはいいとして、今回は
ビルボード・チャートでついに1位の座に君臨した『Panda』。 この曲、皆さんは知ってますか? 初めて知ったという方のために、この曲をラップしているDesiigner (デザイナー) がいろいろとヤバい!というお話をご紹介したいと思います。 2016/05/07付けのビルボードチャート・トップ10はこちら。 『Panda』を歌うDesiignerって一体何もの!? 出典:billboard Desiigner (本名: Sidney Royel Selby III) は、アメリカ・ニューヨークのブルックリン出身のラッパーです。 1997年5月3日生まれの、現在18歳!! 若者ですね。 ではさっそく、ビルボードチャートで1位を獲得した話題の『Panda』を聴いてみましょう。 これはオフィシャルビデオではなく、ダブ (DABB) ポーズを決めながらラップするという動画なのですが、ウケませんか?
死んだら魂は新たな肉体に宿る、という「生まれ変わり」を信じている人は多い。それもただ信じているだけでなく肯定的に、こう死後生まれ変わりたいという願いとして持っているし、さらに今の自分が生前他の人物であったという前世も信じていることが多い。以前知り合いに、前世は中世イタリアの踊り子だったと真面目に信じている人がいた。「やべーな中世イタリアとか戦争と略奪と破壊と飢饉と疫病の終わらないサイクルで庶民が生きていくのは地獄じゃねーか」と言いたくなるキモ歴オタ特有の意地悪な気持ちはぐっとどっかに追いやり、自由で夢と希望にあふれたその人の前世についてとても面白く話を聞いていて、ああなるほど「生まれ変わり」信仰が今を生きるその人の存在意義を形作っているのだな、と思ったものだ。 そして、これは現代日本だけの傾向ではなく世界的な潮流である。様々な調査データが一様に「生まれ変わり」「輪廻転生」を信じている人の世
“ストーブの上に手を置く”なんて、どうかしてる。気でも触れたのか。狂気の沙汰としか思えない。恥知らずの大馬鹿者……。常識はずれな言動をとって、案の定バッシングの嵐という手痛いやけどを負ってしまったわけだが、さんざん苦しみぬいたからこそ見ることのできる景色もある。囚われていることにすら気づけない人間に、決して“自由”は獲得できない。「奴隷制は選択」という発言には、常識とよばれるものに絡めとられた、受動的な態度をかえりみるべきという真意が込められていたのではなかったか。まず手を置いてみないことには、熱さも痛みもわからない。カニエ・ウェストの人となりを表現するのに用いたストーブの比喩は独創性に富み、かつ超キャッチー。070シェイクのソングライティングの才に万雷の拍手をおくりたい。 “存在感はある”けれど……。自己批評のようであり、同時に有象無象のラッパーたちに対するけん制にも聞こえる。この曲につ
⚫︎連続講座の第一回である前回のマティスとピカソ回は、スライドが200枚ちょっとで三時間くらいだったが、今回は、桂離宮の庭園にかんするスライドだけで250枚くらいになった。 (今のところ、論文「透明性―虚と実」の解説→論文外の具体例の提示→セザンヌの作品の分析→小津安二郎と成瀬巳喜男の特定場面の空間分析と比較→桂離宮庭園回遊について、という流れで――これらすべてに関連がある――スライドが約400枚になっているが、これでも、やろうと考えていることのまだ半分くらい。) とはいえ、桂離宮については、(柄沢さんへの恩返しという意味でも)ちゃんと考えないといけないとずっと思っていたので、この講座を機会にして、その第一歩に手をつけることができた感じ。 (追記。桂離宮は、庭園だけでなく、書院群の建築の外観も超絶的に美しくて、おそらく内部空間も面白いに違いないと思うのだが、一般の人=ぼくでは、中には入れて
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