羽生選手の姿に「感動」の問題点この週末(11/8-9)、スポーツ医学の中核を担う「日本臨床スポーツ医学会」の学術集会が東京で開かれている。脳震盪(のうしんとう)に関する調査研究がいくつも発表され、日本のスポーツ界において、脳震盪への対応が喫緊の課題であることを感じさせてくれる。 まさにその最中に、羽生結弦選手の事故が起きた。それは端的にいうと、(脳震盪であったとすれば)その事後対応は、多くのスポーツドクターが目を疑う光景であったといってよい。 フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦。羽生結弦選手は、フリー演技前の練習中に中国の選手と正面衝突し、顔面ごとリンクに倒れていった。羽生選手は、そのままぐったりとリンクに仰向けになった。相手の選手にぶつかった瞬間と,リンクに倒れ込んだ瞬間それぞれに頭部への衝撃があったように見える。脳震盪の症状が疑われる。 なお補足までに言っておくと、「脳震盪」とは、
フランスの若き経済学者トマ・ピケティが、世界を揺るがす本『21世紀の資本論』(CAPITAL in the Twenty-First Century)を書いた。3月にハーバード大学出版から英訳版が刊行されると、たちまちアマゾンのベストセラーNO1になり、米国を中心に英語圏で45万(フランス語版は10万)も売れている。1867年に刊行されたマルクスの『資本論』はオリジナルのドイツ語版が5年かけて1000部が売れただけで、英訳版は20年後にでているから、ピケティの本の伝播スピードは21世紀現象ではある。 『21世紀の資本論』は富と所得の分配の不公平という、今日最も重要なテーマに取り組んだ本だ。ピケティとそのチームは、過去300年間の仏英米日独など20か国の膨大な税務データを15年かけて収集・分析し、格差の歴史的トレンドを明らかにしている。これはかつてない試みだ。データを分析したピケティは、今日
石破地方創生担当大臣は鹿児島市で講演し、地方創生の実現に向けた少子化対策の一環として、子どもを産み、育てやすい環境を整えるため、若い世代とその親の世代が近くに住むことができるような支援策を検討していく考えを示しました。 この中で、石破地方創生担当大臣は、内閣の重要課題の1つである地方創生の実現に向けた少子化対策に関連して、「子どもがたくさん産まれるということは、『男性がどれだけ家事をするか』にかなり密接に関係している。本当は、おじいさん、おばあさんと三世代で一緒に暮らすのがいちばんよく、そうした環境では子どもがたくさん産まれやすい」と指摘しました。 そのうえで、石破大臣は、「同居と同じように、近くに住む『近居』というものが考えられないか。味噌汁が冷めないような時間に集える居住形態に対し、何か支援ができないものか」と述べ、子どもを産み、育てやすい環境を整えるため、若い世代とその親の世代が近く
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