世界中のありとあらゆる人々の発信を飲み込んで膨張してゆくネットの社会は、種々雑多な情報が入り乱れたまま広がり続けるカオスのような世界だ。 デジタル技術の発達により画像はもちろん動画の加工も珍しくないこの世界では、真偽の見分けも困難なためすさまじい勢いで拡散したものが偽りと判明するケースもしばしばある。 はからずも信じこんでたあの話題も実はウソ?海外メディアが取り上げた、ネット上で真実とみなされていた偽情報をお伝えしよう。
この画像を大きなサイズで見る 1976年に発表された学術的な研究によれば、一般的な人はある事柄が嘘であると明かされた後も、それを信じ続ける傾向があるそうだ。 現在ではスマホの普及により、毎秒単位で大量に情報が配布されていく。ニュースアプリなどはRSSフィードから様々なサイトの情報を取得して記事が公開されるのだが、一度取得したフィードを時間毎に再取得するという仕様にはなっていない。その為元サイトの記事に訂正が入っても、ニュースアプリ上の記事が書き換えられることはないのだ。 更にインターネットは世界中から情報が発信される。元サイトが「嘘ニュース」であることに気が付かないまま、各国の言語に翻訳され拡散されてしまうと収拾がつかなくなる。 他にもSNSなどで拡散された嘘ニュースが、それを真実のようにメディアが取り上げることでドツボにハマるものも多い。ここではネットから発信され世界に広まった13の嘘ニ
“ガスライティング”という心理学的用語がある。これは、人あるいは組織が、被害者に誤った情報を吹き込み、自分の記憶や正気などを疑うよう仕向ける行為をいう。いわゆる洗脳の一種だ。 その名称は、ある男が自分の妻を気が狂っていると思い込ませるという筋書きの1944年の映画『ガス燈』に由来する。 この手口は想像以上に効果を発揮し、誰でもその被害者になる可能性がある。虐待者、独裁者、カルト教団の教祖、サイコパスに、ソシオパス、ナルシストが良く使う手法で、ゆっくり効果を発揮するために被害者は自分が洗脳されていることにも気がつかない。 ここではガスライティングを用いる人が使う11の方法を見ていこう。これらを知ることで、罠に嵌ってしまう前に危険を察知することができるかもしれない。 ガスライティングを用いる人は次のような手法を使う。 1. わざとあからさまな嘘を吐く 見え透いた嘘である。にもかかわらず、真顔で
1835年8月25日、大きな声の新聞売りの前で立ち止まりニューヨーク・サン紙を購入した読者は、まんまと担がれることになった。 一面の4分の1に掲載された記事は、権威あるエディンバラ・ジャーナル・オブ・サイエンス誌からの抜粋であると書かれていた。それによれば、南アフリカの奥地で著名な天文学者ジョン・ハーシェルが大発見をしたのだという。 月に生き物がいるのというのだ。それも大量に。植物が生い茂り、後ろ足で立つビーバー、一角のヤギ、さらにはコウモリのような人間まで発見されたという。 それから5日間というもの、7トンあるという最先端の望遠鏡でハーシェルが発見した月の最新情報に読者は釘付けとなった。月の観察からは、色とりどりの花々や、荘厳なる寺院、空を飛ぶ人型生物などが発見された。 事実であればあまりにも素晴らしすぎる記事であるとはいえ、ハーシェルはれっきとした科学者で、月の生命の考察で引用されたこ
メガロドンは現存する!という動画が拡散。だがそれはデマだったことが判明。実際には日本で目撃されたオンデンザメ 記事の本文にスキップ つい先日、「メガロドンは生きていた!マリアナ海溝の深海に生息する体長15メートルのメガロドン」としてFacebookにアップされ拡散されていった動画がデマであることが判明した。 実はこの動画、日本の駿河湾で目撃された体長約7mのオンデンザメだったのだ。 この動画は、2016年10月4日にBuzz ChannelがFacebook上で「マリアナ海溝の底にいた15m以上もあるメガロドン」として投稿したものである。 この動画は実際には、駿河湾の深海で撮影されたオンデンザメである。 Buzz Channelは マリアナ海溝で水深1600m付近で体長15m以上もあるメガロドンが姿を現した。このサメは当初、オンデンザメであろうとみなされた。しかしオンデンザメの体長はせいぜ
この画像を大きなサイズで見る 誰でも簡単に画像の加工ができるようになったことで、ねつ造された写真が大量に出回るようになった。人は信じたいものを信じる傾向があるので、そういった写真でもツボをついてくるものは一気に拡散されていくこととなる。 ただ単に画像を加工されたものもあれば、画像は本物だがそのストーリーが作り話の場合もある。かつて加工されたものが、今年になって急に広まっていったものもある。 1.カメラマンの舞台裏 この画像を大きなサイズで見る ちょっと笑えるが、本人たちにとっては笑えない場面だ。だがクマがストックフォトから入手されたことは明らかだ。頭と右腕の前の草の形にお気づきだろうか? 並べてみれば一目瞭然だ。撮影者のティム・スパークス氏もツイッター上でその事実を認めている。 この画像を大きなサイズで見る 2.NASAが上空から撮影したディーワーリー祭の様子 この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る それらしい理由をつけて出回って行ったネット上の噂。噂が活字となることで信憑性を増し、更に情報が上書きされ書き換えられているものは数多く存在する。 ここでは海外で多くの人が本当だと思い込んでいた28のデマを見ていくことにしよう。 1.脳細胞は生まれた時から増えない この画像を大きなサイズで見る 脳のある領域では脳細胞が作られているという事が分かっている。これを神経発生(neurogenesis)と呼ぶ。 2.鼻水の色で細菌やウイルスに感染しているかが分かる この画像を大きなサイズで見る 細菌やウイルスだけでなく鼻水の色はいろいろな病気が原因で変化する。 3.金魚は30秒しか記憶が持たない この画像を大きなサイズで見る 数か月間記憶することができる個体もいる。 4.雷は1度落ちた場所には2度落ちない この画像を大きなサイズで見る エンパイアステートビルには年に10
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