地上波民放唯一の連続時代劇で、四十年以上続く人気番組「水戸黄門」が十二月に終了することが発表されたが、CS放送の「時代劇専門チャンネル」は好調。このほど視聴可能世帯が八百万世帯を突破した。時代劇を求めている人はたくさんいるようだ。同チャンネルを運営する「日本映画衛星放送」の杉田成道社長に聞いた。 (宮崎美紀子) 時代劇専門チャンネルは今年六月末集計で、視聴可能世帯が八百万七千世帯に達した。一九九八年に開局し、ケーブルテレビや、「スカパー!」「スカパー!e2」を通じて放送している。内訳はケーブルテレビが最も多く、約六百三万世帯。おおむね年五十万世帯ずつ増えてきたが、二〇一〇~一一年にかけて一気に百万世帯増えた。 八百万世帯突破はCS局では七番目、国内ドラマ系では「ファミリー劇場」に続き二番目。CSアナログ時代からの老舗局やファン層が広いアニメ系に、「二十四時間、時代劇だけ」の特殊なチャンネル