拡張現実(AR)というと、どうしても視覚を中心とした装置を想像します。しかしこのアイデアは、「音」だけでも画期的な効果をもたらすことができるという好例ではないでしょうか: ■ Ghost in the Machine (Yanko Design) Markus Kison というデザイナーの方がデザインした"touched echo"という装置について。これはドイツ東部の都市、ドレスデンに設置されたもので、エルベ川を望む川岸の金属製の手すりに仕掛けられているそうです。 以下は実際にこの装置を体験しているところ。特に何の変哲もないのですが、以下のように手すりに肘をついて耳をふさぐと…… 実は骨を通じて音が伝わり、通常では(空気を通じては)聞こえなかった音が聞こえてくる、というもの。日本でも携帯電話に採用されて話題になった「骨伝導」という技術ですね。以下のように、金属板にインストラクションも示