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『犯罪白書』平成19年度版をもとに少年犯罪は急増しているか(平成19年度版)を作成しました。 少年犯罪は急増しているか(平成19年度版) 少年犯罪は急増しているか 少年犯罪が急増しているということがよく報道されています。しかし、本当に増加しているのでしょうか。報道のイメージに騙されず、きちんと統計を見るようにしてみましょう。 ということで、インターネットにつなぐことができれば誰でもデータを見ることができる「犯罪白書」平成13年版をもとに作成したグラフを見てみることにしましょう。 なお「犯罪白書」は法務省のサイトから、誰でもみることができます。これまで、白書なんて見たことがなく、メディアの言うことを鵜呑みにしている人は是非とも見てみましょう。 まず、少年犯罪全体がどのように推移しているかを見てみましょう。なお、この数はすべて検挙者数であることは頭に入れておく必要があります。なにしろ、検挙して
比率=人口10万人あたりの比率、100000×(殺人の認知件数+強盗致死(強盗殺人)の認知件数+傷害致死の認知件数)/人口(単位:件/10万人) 殺人の認知件数は殺人の認知件数・検挙人員の推移(1926年〜)を参照のこと 強盗致死と強盗殺人の違いについてはwikipedia:強盗致死傷罪を参照のこと 年次 強盗致死 傷害致死 比率 昭02年 - 366 - 昭03年 - 363 - 昭04年 - 395 - 昭05年 - 314 - 昭06年 - 328 - 昭07年 - 296 - 昭08年 - 306 - 昭09年 80 316 4.38 昭10年 159 372 4.35 昭11年 87 381 4.22 昭12年 113 403 3.88 昭13年 110 340 3.39 昭14年 112 308 2.96 昭15年 77 264 2.58 昭16年 76 310 2.51 昭1
認知件数*1=殺人認知件数(単位:件) 比率(認知件数)=人口10万人あたりの比率、100000×認知件数/人口(単位:件/10万人) 比率(検挙人員)=人口10万人あたりの比率、100000×検挙人員/人口(単位:人/10万人) 検挙率=100×検挙件数/認知件数(単位:%) *昭和47年5.14以降の沖縄の事件と人口を含む *認知件数と検挙人員は基本的に「犯罪白書」*2による *比率は、総務省統計局の全国推定人口*3より「10月1日現在推定人口(総人口)」を用いて独自に算出した(小数点第4位を四捨五入) *検挙率は、検挙件数を昭和3年〜昭和15年は昭和43年版犯罪白書の「刑法犯主要罪名別検挙状況(明治9〜昭和42年)」*4を、昭和21年〜昭和38年は平成9年版犯罪白書の「刑法犯の主要罪名別認知件数・検挙件数・検挙人員(昭和21年〜平成8年)」*5を、昭和39年以降は各警察白書を参照して
2008年9月21日のお昼過ぎころ、千葉県東金市の道路脇で、全裸で倒れている5歳の保育園児が発見されて病院に搬送されたが、死亡が確認された。 この事件について、しばらく犯人が見つからない状況が続いていたが、千葉県警東金警察署の捜査本部は、同年12月6日朝から、現場近くに住む若い男性に任意同行を求め、死体遺棄容疑で事情聴取を始め、その男性の自宅の捜索も行い、その男性を死体遺棄容疑の被疑者として逮捕した。 その男性は、被害者の衣服などが入れられて捨てられていたレジ袋がみつかったマンションに住んでいる男性だった。 逮捕後の警察の記者会見においては、被疑者が精神発達遅滞と診断されていることから、記者発表資料では匿名としたが、事案の重大性を考慮するとして、口頭で実名を明らかにしたという。 そのため、マスコミは、被疑者について、実名報道主義に基づき、住所、氏名、年齢及び顔写真を大きく報道した。テレビで
運が悪いことの責任はとれません。という記事。 基本的に同意するものではあるのだけど、なんか違和感は残るんだよなあ、この手の議論。いやもちろん犯罪者が根本的には悪いんだけども、被害者に一切の責任が無いかのような言説を唱える人がわいてきたりしてるのを見ると、少し不安になる。もちろん元記事書いたy_arimさんはそんなことわかってるだろうけどさ。 さて、このような「責任」の用法は、今年の頭にも見かけた。 例の、「レイプされた女性にも責任はある」ってやつだ。どんな責任か? と問うと、たとえば夜中に危ないところを出歩くなとか男を誘うような露出度の高い恰好なんかするなとか、そういう答えが返ってくる。つまり自衛責任、metalbabble氏の言う「自己防衛手段ぐらい自分で考えなよ」ってやつだ。 一言で斬って捨てよう。それは被害者憎悪withセクシズムである。一言じゃなくね? 運が悪いことの責任はとれませ
有田芳生の『酔醒漫録』 ジャーナリスト、新党日本の副代表として挑む日本の根本的転換。その眼から見た日々の雑感を綴ります。「酔醒」は中国の「梁書」にある「酒を飲むこと能はざるも、賓客交遊を好む。終日獻酬して、其の酔醒を同にす」から取りました。 1月16日(水)文藝春秋の文学担当者に予想した通り、川上未映子さんが「乳と卵」で芥川賞を受賞した。まったく新しい文体、人間の心の機微を文章化する能力、既成観念を爆破するテーマ。これぞ作家だと思う。『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(青土社)のびっくりするようなタイトルもすごい。そこに書かれた自筆サインの伸びやかさ。柔軟な精神が筆致からも伺い知れる。まったく新しい才能が評価されたことがとてもうれしい。警察庁に最近の事件について問い合わせる。戦後の殺人事件は1954年がピークで3081件、2006年は1309件だ。人口10万人における殺人事件の比率
襲撃事件の犯人の名乗る男が警視庁前に乗り捨てた車=22日日午後10時29分、東京・警視庁(撮影・川口良介) 評論家の大宅映子さんの話「40代といっても、昔と比べ、今は幼稚な20代に見える人が多い。子供のころからぬくぬくと育ち、見た目だけでなく、中身も20代の人がいる。バックグラウンドが分からないが、そんなに大した人ではないのではないか。最近は理屈なしに、恨みといった古典的な動機の範囲にも入らない理由で事件を起こす人がいる。仮に年金問題が理由だとしたら、奥さんは全く関係ない。常識がない人のことを考えても分からないが、逃げる気もなかったと思う。その気なら、もっと計画するでしょう」 元警視庁1課長、田宮栄一さんの話「警視庁に名乗り出た男が事件の犯人だとすれば、捜査や報道に追い詰められ、逃げ切れないと思ったからではないか。あるいは自己顕示欲が強い性格なのかもしれない。所持したナイフの血痕が誰のもの
「突然襲われ、どう身を守れというのか」。反撃して逮捕された男性は、襲われたときの恐怖や、逮捕されて家庭や職を失いかねない不安を語った。 男性は会社に出勤するため、山手線内回りのホームで電車を待っていた。携帯電話をいじっていると、反対側のホームで、男が柱にぶつかったのが見えた。「よそ見していたのかな」。男はさらに近くのサラリーマン風の通勤客にぶつかっていき、いきなり頭突きをして襲い始めた。ホームに響く男の怒声。通勤客は階段を駆け上がって逃げ、男は階段の上方を見上げて何かを叫んでいた。 驚いて成り行きを見守っているとき、男と視線が合った。男は怒鳴り声を上げて線路に降り、こちらのホームに上がってきた。「いきなり襲ってきた」。何度も顔を殴られ、たまらず顔を下げてよけたが、蹴りが顔に入った。 「殺される」。男性は右拳で男の顔を殴りつけた。男はあおむけに倒れ、意識をもうろうとさせながらブツブツとつぶや
JR田端駅(東京都北区)で先月末、出勤途中の男性が見知らぬ男から突然殴る蹴(け)るの暴行を受けた。恐怖感にかられて1回殴り返すと男は転倒、意識不明となってしまった。早朝の出勤時間帯で目撃者が去ってしまったこともあり、男性は傷害容疑で逮捕された。その後正当防衛が認められ釈放されたが、普通のサラリーマンが「逮捕される」こと自体、生活の破壊につながりかねない。「襲われても反撃するな、ということか」と男性。通り魔事件が続発する中、自分の身を守る難しさを考えさせられる。 8月27日午前6時過ぎ、男が田端駅の山手線外回りホームで通勤客にいきなり頭突きするなど暴行。男はさらにホームを降りて線路を横切り、同線内回りホームに移動、男性(34)=北区=に襲いかかり、顔を何度も殴ったり蹴った。「殺されてしまう」と男性が反撃、男の顔を1回殴ったところ、男はあおむけに転倒して意識を失った。 男性は駅員に警察への通報
番外編 フルーツをデザートとしない 野菜と果物が好きで、それを言い出したら肉と魚も好きなのだが(全部やん!)、今日は果物の話しをしたい。 以前、交際していた人が元カノについて、「果物のアレルギーのある人だったからあまり一緒にフルーツ食べなかったんだよね」と話していて、マウンティングでも…
冬枯れの街の遊鬱さんが 、ネット、ゲームなどの悪影響論を根拠もなく語りあってる「少年問題に関する特別委員会会議録 第4号 平成18年3月30日」の模様を、丁寧にうまく抜粋して書いているので(えらい、えらすぎる!記者もこれくらいがんばれよ)、私もお力添えになるものをがんばって書こうかと。 まず、実態とかけはなれた「治安悪化神話」なるものがどのように作られたかであるか。大きく寄与したのは「少年犯罪」報道である。犯罪学者、浜井浩一さんの論文からのデータを抜粋します。下のグラフを見て欲しい。画像をクリックすると大きくなります。 もう一目瞭然である。「少年犯罪」が急増したんじゃなくて、「少年犯罪報道」が本当にものすごく「爆発的に急増」しているのがよくわかる。 下の青いラインが●が殺人の認知件数である。全然増えてません。(なぜ殺人を使うかというと暗数が少ないから。人殺しておいて見つからないっていうほう
先の光市事件差し戻し審の判決は国民一般の感覚に沿うものであり、同時に被害者遺族の感情に寄り添うものであったと一般には言われている。実際、本村氏は判決に対して「納得している」とも語っているし、また、主にテレビからなるマスコミ報道での取り扱いもネット上の多くの声も、この判決によって正義が実現された、被害者遺族の無念が晴らされた、としているものが多数を占めている。 しかし多くの人々がそのように溜飲を下げ、そしてこの事件を記憶の中から風化させていくのとは裏腹に、本村氏の人生はこれからも続いていく。本村氏にとって妻子が殺されたという事実は厳然として残り、そしてこれから僕たちがこの事件のことを忘れようとも、彼は、その事実を背負って生きていかなければならない。 今回の事件について「社会が被害者遺族という存在を発見する契機となった」と評する意見もある。確かにそうなのかもしれない。しかし、犯罪に巻き込まれて
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