以前、夢子には婦人科受診の経験があるとお伝えしたわよね。今回は記念すべき「夢子’s ファースト婦人科受診」の様子についてお話しするわね。 夢子が生まれて初めて婦人科を受診したのは米国で大学に通っていたころだったの。 その学校はハードで、学生はみんな週に2、3日は徹夜するのが普通だったの。当然生活リズムも食生活も乱れがちだったけど、夢子にとっては楽しい環境だったみたい。子ども時代の嫌な記憶を思い出さなくて済むからかしら、作業に没頭できればできるほど幸せを感じるようね。 あるとき、学校のコンピューターラボでしかできない課題が出されたの。夢子はそれを完成させるため、連日学校に泊まり込んで作業していたわ。一度座ったら何時間もパソコンの前から動かず、トイレに行くのが休憩というような状況だったわね。そのコンピューターラボはね、通常よりも温度設定が低くて凍えそうな場所なのよ。しかも地下にあって、壁は無駄